草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

2014-01-01から1年間の記事一覧

イソシギとクサシギ

もう随分前、この辺りの白鷺の多さに触発され、休日の夕方など干潟や河口を何度かウロウロした事があった。その頃、薄暗い水路で見たシギを図鑑で調べ、クサシギと判定したことがある。その後、鳥を知る方にイソシギを教えてもらい、お尻を振る特徴を覚えて…

アカガシラサギ

2・3週前にアカガシラサギが来ていると教えて貰った沼を、久々に訪れた。前に来た時は時間もなく、現れるまで待てずに見られずじまいだったアカガシラサギ、今回は運良く姿を現してくれた。もうどこかに飛び去ったと思い期待していなかっただけに、何とか…

ヤマハッカ&アキノタムラソウ

1ヶ月前の画像になるが、この秋に気になった紫の花、アキノタムラソウとヤマハッカ。どちらも、真っ直ぐに伸びた茎に小さな紫の花がたくさん付くので一見すると同じに見えてしまう。 まずはヤマハッカ。ハチクマの観察をしていた山で可憐な花を咲かせ、気に…

ヒシクイ & ムナグロ

再びヒシクイです。カメラが少し新しくなって、試し撮りに何か居ないかなと出かけてみたら、前と同じ場所でヒシクイが見つかりました。 前よりも数が増えています。やはり美味しい餌があるのでしょうか。皆、下を向いてしきりに草を啄んでいるようです。 草…

トウネン(冬羽)とタシギ

通り掛りの水路の底を小さな鳥が動いているのを見つけた。拡大して図鑑と見比べるとトウネンの冬羽と分かった。夏に見た茶・黒・白の3色の鮮やかな色合いと違い、遠目には灰色っぽくい小さな鳥に見えた。 色合いは違うが、羽模様は夏と同じでトウネンと納得…

ヒシクイ

昨年見逃したヒシクイが来ているというので、知合いと干拓地へ探しに行った。ちょうど、あちこち稲刈りの日でコンバインが機械音を立てて動き回っている中、ヒシクイもどこかに避難したのか見つけられずじまい。次の日一人で探しに行き、やっと見つけた。 だ…

畑のホウロクシギ

台風の風が強い海辺を避け、刈取り間近の稲田の横の畑をホウロクシギが歩き回っていた。車を停めると一度飛んで逃げたように見えたのだが、ぐるりと廻って元の畑に戻ってきた。ここに何か好物がいるのかもしれない。 再びそっと車を近づけると、少しずつ遠ざ…

ソリハシシギ、トウネン、ハマシギ

3羽の小さなシギがどこからか飛んで来て、目の前の石積みに停まった。てっきり同じシギが3羽と思って覗いたら、3種類が1羽ずつ。 ソリハシシギとハマシギ、 そしてハマシギの横ではトウネンが寝ています。ハマシギはいつも大集団で飛び回ってるのを見て…

オオソリハシシギ

以前から鳥に多少の関心はあったものの、2・3年前まで足繁く干潟に通うこともなく、鳥の渡りは秋の終わりで寒くなる頃、10月下旬から11月になんだろうと思いこんでいた。しかし鳥見の先輩に聞いて来てみると、確かに8月下旬から次々と渡りのシギが見られ…

ダイシャクシギと ホウロクシギ

シギ達の渡りも本格化したと聞き、出かけてみた。汐の引き始めた河口、ダイシャクシギが餌を探している傍で、似てはいるけどダイシャクとは少し異なる印象のシギが同じように餌をあさっていた。写真にして比較してみると、やはり羽の色合いや腹の下の白さが…

サンショウクイ飛翔

久々にサンショウクイの渡りを見に出かけた。観客の姿が消えた山頂に、20羽くらいずつの小さな群れが2つ3つとやって来て、やがて対岸目指して海を渡っていった。 曇りがちで今一つだが、”十字架”に喩えられるサンショウクイの飛翔も一応撮れた。私のカメラ…

サンショウクイ

9月第一週、ここでは毎年サンショウクイの渡りの季節である。昨年は8時すぎに一度来たが、九州を目指し空高く飛んでいく50羽の群れを双眼鏡で追いかけたのみ。 今年は鳥の姿をカメラに収めようと朝6時半頃に来てみたが、既にバーダーの車が5・6台。寝坊し…

ソリハシシギとオオメダイチドリ

渡りはもう始まっていた・・。鳥の渡り、といえばてっきり「秋」と思って来たが、それはカモやツルが渡ってくる実は夏休みにはもう始まっている、と聞いたのは昨年のこと。シギ・チドリたちの姿が見られ始めた、というので雨の中出かけてみた。 雨の中、ソリ…

オナガガモ in 夏

北へは渡らないの?・・そう言えば、あのカモ達はどうしているだろう。もう7月の始めだというのに、河口の中洲にはオナガガモが残っていた。1羽のオナガの雄と、それに従うように砂地で休む2羽の雌がいた。 以前にも、つがいのオナガが傷ついた相方を庇っ…

ハヤブサ

梅雨明け間近の曇り空の下、超望遠レンズでなければ撮れないと諦めていたその猛禽が、意外に近くにとまりその姿を撮らせてくれた。 恐る恐るカメラを向けると、200mmレンズでファインダーいっぱいになったハヤブサは逃げもせず悠々と周りを見廻している。 一…

カイツブリ 雛

カイツブリの雛達。 6羽で泳ぎ回っています。親カイツブリはどこかに潜って餌を探しているらしい。雛達は最初は纏まっているが、やがててんでに親を探してあちこちに散らばってしまう。 縞々模様の可愛い雛である。 やがて離れた水面にひょっこりお母さん(…

オオヨシキリ

ギョギョ、ギギギ、ゲゲゲゲ・・・夏の昼間、葦原に響くオオヨシキリの雄叫び。そこまでやかましく囀らなくても居ることは十分に分かります。 そんなことはお構いなしで、ギョギョ、ギギギギ・・。車のシートを倒して目を瞑って聞いていると、どことなく滑稽…

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリがポツンと一羽で浮かんでいた。 はっきりした色使いの夏羽になっている。 ぼんやりした冬の印象とはずいぶん違う。 このまま夏を過ごすつもりではないと思うが、いつまでいるだろうか。

ムナグロ

ムナグロ、名前はあちこちで聞き、図鑑や写真でも見たことがあったが、実物との出会いは初めてだった。確かに、名前通りのムナグロだ。 夏羽で胸や腹が黒くなる鳥は他にもいるが、何か似合わなくて「単なる夏の徴じゃないか・・」と感じてしまう鳥が多かった…

コゲラ

葉の落ちた木にへばり付く鳥を発見、ファインダーの中で白黒模様が枝を這い回る様子に、カミキリムシの連想した。コゲラが2羽あちこち動き廻り、虫を探してるのだろう。 真剣な表情、目付きで、 「え~っと、この中にいそうだ。・・よく狙いを定めて、・・…

コチョウゲンボウ、雌

この冬最後の出逢いかな、と思う。シギの情報に足を運んだ干拓地でふと見ると鷹がとまっていた。双眼鏡で見たが、何か全体に不思議な感じを受ける。どう見ても後ろ姿なのに、鋭い眼光でこちらを睨んでいるのだ。鷹ってこんなに首が回るの? まるでフクロウだ…

タシギ

本当は貴婦人と呼ばれる足の長いシギを見るはずだったのだが・・、情報の場所に既に姿無く、廻り道の帰路に覗いた水路の中でチョコチョコ歩くずんぐりしたシギを見つけた。一羽だけで、時折り警戒するようにうずくまると、川床の風景に紛れ見失いそうだ。そ…

コチドリ

うすら寒い曇り空の下、干拓横の水路をチョコチョコと歩き回るチドリを見つけた。遠目では、またシロチドリか・・と思いつつ近づく。拡大すると顔の模様が奇妙に愛らしく、コチドリ。鳥が入るだけで、泥色の河床も緑を飾った箱庭となる。 何度もこちらをじっ…

ホオアカ

枯野の色の所々に新しい芽を伸ばした低木が目立ち始めた。桜も散り始めたというのに、ラジオからは山間部で雨/雪という予報。一旦暖かさを覚えた体に寒さがしみるが、何とか午前中だけでも・・と出かけてみた。これという収穫は無かったものの、以前撮り損ね…

つがいの季節

暖かくなるといつの間にかつがいの小鳥が目立ってきた。一羽見つけて撮ろうとしている間に、何処からかつがいの片割れが画角の中に入ってくるということが結構あった。3月半ば頃から出逢ったつがい、 モズ。 ・・妻は夫に従いつ・・かどうかは分からないが。…

シマアジ

シマアジ・・何だか魚のような名前のカモが来ているというので干拓の池まで行ってみた。探してみると、遠くの方で一羽だけ寂しげに泳いでいる。思ったよりも小さかった。 出来るだけ近づいたものの、それでも遠い。ゆっくりと浮かぶだけの他のカモたちとは対…

ホシムクドリ-2

冬の名残りを探して逢えてない鳥さんを探していたら、またホシムクドリに逢いました。前に曇天の下で逢った時にはただ星が付いている事しか判らなかったが、晴れた日のホシムクドリは羽毛が陽光を緑や紫に反射し、想像もしなかったほど綺麗な鳥なのだという…

春が来たらしい

日曜の午後、車を止めてボウっと空を眺めていた昼下がり、右方からハタハタと舞い上がった鳥影が入って来た。明らかに鷹だ。「ハイタカか?」・・その鷹はみるみる舞い上がり、悠々と舞いながら遠くへ流れ始めた。西に渡っていくハイタカかも知れないと思っ…

水場の鳥たち

スポーツ公園の一角を流れるせせらぎの石の向こうにイカルが顔を出した。 2年ぶりの出会いに姿を見たいと待ってたが、残念、そのまま飛んでいった。 しばらくして、ツグミが水を飲みに姿を現す。 その後は、静かに待っているといろいろとやって来た。 アカハ…

ツクシガモ

この冬はあちこちでツクシガモに出逢った。去年までは、遠くの砂州にいる点のようにしか見えないのを頑張って撮ってはパソコン画面で引き伸ばし、ガッカリしていたのを思うと嘘みたいだ。いつ見ても光るような白と茶色のバンドが綺麗なカモである。 みんなで…