草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

イソシギとクサシギ

もう随分前、この辺りの白鷺の多さに触発され、休日の夕方など干潟や河口を何度かウロウロした事があった。その頃、薄暗い水路で見たシギを図鑑で調べ、クサシギと判定したことがある。その後、鳥を知る方にイソシギを教えてもらい、お尻を振る特徴を覚えて以来、ずっと遠目で見て尻を振っているとイソシギと判断し、一方で最近クサシギは見かけないな・・と思っていた。ところが、一応望遠レンズなるものを持って種類が分かる程度の写真は取れるようになった最近になって、一見イソシギと判断しても、よく見ると模様や羽の様子がイソシギらしくない?という鳥に出逢った。何となく、「クサシギか?」と感じて調べ直して初めて、この2種が見ようによっては似ていることを知った。Webにあたっても、見分け方を書いたページが出てくるくらいだからやはり似ているのだろう。少し前の写真とか見直して見ると、イソシギとしてしまっていた中に数枚のクサシギが混じっていたことが判った。自己流”鳥見”の落とし穴だ。

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脇の白い切れ込みや胸の模様、尻尾の羽の重なりから見てもイソシギ

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そしてこちらは、模様、羽の重なり具合、行動からクサシギと判断した。時々お尻を振るので「あれ、イソシギ?」とも思ったが、絶えずお尻を振りながら歩き回っていたイソシギの記憶とは異なり、その頻度は遥かに少なかった。