草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

ヤマハッカ&アキノタムラソウ

1ヶ月前の画像になるが、この秋に気になった紫の花、アキノタムラソウとヤマハッカ。どちらも、真っ直ぐに伸びた茎に小さな紫の花がたくさん付くので一見すると同じに見えてしまう。

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まずはヤマハッカ。ハチクマの観察をしていた山で可憐な花を咲かせ、気になっていた。当初はアキノタムラソウか?と思ったが、何か違うような気がして写真を撮って調べた。ヤマハッカと判明。比べると花は明瞭に違っている。早合点だったか・・と、図鑑でシゲシゲと2種の花の違いを見比べた。

その後、別の山で紫の花を見つけ「ここにもヤマハッカが・・、結構いろんな処に咲いているんだな」と写真を撮っていると、その中に1本、2本と違う花が見え隠れ。「おっ、ここにはアキノタムラソウもあった。」
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10-20本のヤマハッカが群生する端っこに、ポツポツと2・3本のアキノタムラソウが混じっていた。

近くで観察すると確かに花の付き方も葉の形も違うが、2歩も離れると、もう同じに見える。どちらも碧みがかった薄紫で、小さく可愛い花だ。さて、来年まで覚えていられるか?