草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ツルシギ(夏羽)

4月が終わる頃、数十羽のカラスが田植えの始まった干拓のあちこちに屯していた。干拓の奥の方にもカラスが20羽近く見え、その奥に黒い鳥が水の中を歩いていたが、近づくまでは「あれもカラスだろう」と思っていた。念のためにと思って双眼鏡で覗くと「明らか…

ツルシギ(冬羽)

4月の初め頃、田んぼの間の小さな水路に1羽のツルシギが降りていた。北へと向かう渡の途中だろう、まだ冬羽。脚が朱(あか)いのが特徴。 毎年、1羽2羽程度を見かけたという情報を聞くのだが、20m以内でゆっくりと撮影できる機会はあまり無かった。やっ…

セイタカシギ飛翔

何度もセイタカシギに出会うと、優雅な飛翔姿も何度か披露してくれた。 食餌中に近づいて来たカラスを嫌がって飛ぶことは何度もあった。比べるとカラスの体の方が倍くらいあるので、やはり近づかれると怖いのだろう。 見ていると、カラスの方はわざと嫌がら…

セイタカシギの水浴び

水田にセイタカシギが座り込んでいた。いつも長い脚で歩き回っている姿しか見たことが無かったので、一瞬、怪我でもしたのかと思った。数日前に、腹部に大怪我を負ってふらふらと元気なく佇んでいるセイタカシギを見たことがあったし、ハヤブサがセイタカシ…

セイタカシギ

4月中旬から5月初旬にかけてセイタカシギが通り過ぎる。 今年は、この辺りにはやけに多くのセイタカシギがやって来た。いつもは2~3羽に出会えるだけでも嬉しい気分になるのだが、今年は延べ70羽にもなり「またセイタカシギか、ここにもセイタカシギが・・…

ノビタキ

4月の半ばころには、あちこちの草地や田の畔にノビタキがやって来る。この辺りは春と秋に渡りの途中に通り過ぎるのみで、短い間だけ見かける。今年は10日前後に見かけ初め、20日頃にはほとんど見ることが無くなった。 雌は秋の姿との違いが分からず、また離…

シマアジ

3月が終わる頃にシマアジがやって来た。これまでは、シーズンに2度見れるかどうかで、なかなか会えない鳥だ。出会えても遠くに1羽だけとか、葦の向こうに見え隠れするのを草間から何とか判別できる程度の写真しか撮れなかったり。ところが、今年は近くでし…