草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

#夏

アメリカコガモ

日曜の朝、「アメリカコガモがいるので早く来て!」との連絡あり。鳥の名前に「アメリカ何とか」というのは時々聞くが、コガモにも ”アメリカ製”があったとは。さっそく図鑑で特徴を確かめ、急いで駆けつけた。すでに何台ものカメラが並び、探す必要もない。…

セイタカシギ

今季初めてセイタカシギとの出会い。訪ねると、この日は池に造られた浮島にポツンと一羽で佇んでいた。 アップにすると、じっと視線を遠くに送るような物寂しげな風情。 細い脚一本で立つと、さらに細さが際立ち、脚というより何かの棒の先に止まっているよ…

ツバメチドリ

夏が終わる頃。そろそろツバメの大群の塒入りが話題になり、渡りの気配も届く頃だと思っていたら、聞こえてきたのはツバメチドリという名前。初見となる私としては、ともかく写真一枚でもと出かける。「動かないので見つけるのが大変」と聞いたとおり、教わ…

白いツバメが来た

夏の終わり、白いツバメ(つまりアルビノ)がいるというので探しに行った。田んぼの稲すれすれに飛び回る白いツバメは、双眼鏡で一度見渡しただけですぐに見つかった。 早速カメラを取り出したが、ツバメの飛翔は何しろ速い。その上、ひっきりなしに方向を変…

ヨシガモの夏

先日のカイツブリの巣の写真、カイツブリの座り込む浮巣の向こう側を泳ぎ去るカモの姿に??と思った方も居られたかも。そう、この季節に居るはずのない(?)カモが視界を横切ったような。 そう、「私がヨシガモです」と見せつけるかのように、真夏が近づく…

カイツブリの夏

夏本番が近づき、例年どおりカイツブリの子育が見られるはずだ。 池の中央付近に2箇所、浮巣の上にカイツブリが座り込んでいる。卵を抱いているのだろうか? それにしても水草を積み上げたたけの簡単な巣である。何より親が居ない時、空から卵や雛が丸見えに…

ソリハシシギとオオメダイチドリ

渡りはもう始まっていた・・。鳥の渡り、といえばてっきり「秋」と思って来たが、それはカモやツルが渡ってくる実は夏休みにはもう始まっている、と聞いたのは昨年のこと。シギ・チドリたちの姿が見られ始めた、というので雨の中出かけてみた。 雨の中、ソリ…

オナガガモ in 夏

北へは渡らないの?・・そう言えば、あのカモ達はどうしているだろう。もう7月の始めだというのに、河口の中洲にはオナガガモが残っていた。1羽のオナガの雄と、それに従うように砂地で休む2羽の雌がいた。 以前にも、つがいのオナガが傷ついた相方を庇っ…

ハヤブサ

梅雨明け間近の曇り空の下、超望遠レンズでなければ撮れないと諦めていたその猛禽が、意外に近くにとまりその姿を撮らせてくれた。 恐る恐るカメラを向けると、200mmレンズでファインダーいっぱいになったハヤブサは逃げもせず悠々と周りを見廻している。 一…

オオヨシキリ

ギョギョ、ギギギ、ゲゲゲゲ・・・夏の昼間、葦原に響くオオヨシキリの雄叫び。そこまでやかましく囀らなくても居ることは十分に分かります。 そんなことはお構いなしで、ギョギョ、ギギギギ・・。車のシートを倒して目を瞑って聞いていると、どことなく滑稽…

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリがポツンと一羽で浮かんでいた。 はっきりした色使いの夏羽になっている。 ぼんやりした冬の印象とはずいぶん違う。 このまま夏を過ごすつもりではないと思うが、いつまでいるだろうか。