草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

2021-01-01から1年間の記事一覧

ヤツガシラ

今年の春、この辺りではシギチ(シギやチドリ)の渡りが不調。毎年ともかく姿を見せていたセイタカシギすら、一羽も出会わなかった。このまま7月も何も無いのは寂しいと、不本意ながら3月末のヤツガシラを載せることにした。 ヤツガシラは長年見たかった鳥…

オオハム

3月半ば頃、「海岸の堤防のすぐ近くをオオハムらしき鳥が悠々と泳いでいる」との報せで駆け付けると、遥か遠くの波の上にオオハムの白い腹部が見え隠れするだけ。その場は一旦諦めた。再び夕方に来ると、オオハムと確認できる距離で夕陽に照らされ羽繕いを…

キバラガラ

昨年末、地方紙の記事でキバラガラのことを知った。公園の探鳥会で行われた探鳥会の際に、めったに見られない珍しい小鳥が見つかったという記事。知人の話では、小さくて松の木の上の方で動き回っていて、さらにキクイタダキやメジロなども混じるので見つけ…

トモエガモ

冬の初め、公園近くの池にトモエガモの大群が来たと聞き、次の日に探しに行った。残念ながら数百羽も居たという大群は去った後だが、池の中頃に10羽くらいのトモエガモを見つけることはできた。 三色巴模様の顔が雄、近くにいるのが雌だろう。雄の写真ばかり…

溜池のオシドリ

毎冬、山のダム湖までオシドリを探しに行っていた。オシドリは千羽以上いるというが大きなダム湖に散らばり、しかも人目を怖れて湖面に木々が覆いかぶさるような岸辺に隠れているので、なかなかその姿を近くで見ることはできなかった。 昨年の秋の終わり頃に…