草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

ヨシガモの夏

先日のカイツブリの巣の写真、カイツブリの座り込む浮巣の向こう側を泳ぎ去るカモの姿に??と思った方も居られたかも。そう、この季節に居るはずのない(?)カモが視界を横切ったような。
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そう、「私がヨシガモです」と見せつけるかのように、真夏が近づく池の中央で悠々と泳ぎ回っていました。しかしヨシガモと言えば、夏は「モンゴル、ウスリー、シベリアなどで繁殖し・・ているはず。こんな処にいてこれからの暑さ、強い日差しに耐えられるのか?
 「大陸までのあまりの遠さとちょいとした出来心から、この夏はここらで越してみよう・・なんて出来心に負けちまったんだ。しかし、それにしても、とてもこの暑さにゃまいっちまったよ。ただ泳ぐだけで疲れる・・」と言ったかどうか。そして他の越夏ガモ達が休む島に近寄り、

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「オイ、そこをどけよ!」と一喝、先客の一羽を追出した。

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ちゃっかり上陸に成功し、「これでやっと休める。・・・とは言ってもこの炎天下、どこかに日陰はないものか?」と周囲を見渡す風の越夏ヨシガモ♂でした。