草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

オオルリ-2

再びオオルリの声を聞こうと出かけた。山の入口付近で啼き声を聞き、目を凝らして林を見回すと、枝の間を飛ぶ影が見えた。その影を追い続けると、やっと明るい場所に出てきた。
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何か細長いものを咥えている、虫のようだ。枝を飛び回りながら餌を獲っていたらしい。獲物を枝に叩きつけてるのか、しきりに首を振る。
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やがて、スッキリとした顔で辺りを見回した。「食べちゃったのかな?」
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眼がはっきり見えると、結構するどい眼付きをしていた。やはり、ハンターの眼光。
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別の個体を求めてさらに進むと、狭い谷間にかすかに声が聞こえた。見廻すと、なんと目の前の枝にオオルリ♀が。淡い緑の逆光に浮かぶ影は、♂の囀りに応答するように少し嘴を開き「ピッ!(ヒッ?かな)」と啼いた。オオルリ♀も啼くと知った。
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鳥見だけでなく、”鳥聞き”もなかなか奥が深そう。