草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

オオルリ

ウグイスと並び春には声を聞きたい三大名鳥の一つ、オオルリ2日前は雨模様で気温が低く、姿はおろか声さえ全く聞くことができなかった。今日も同じか・・と思いつつ山に入ったが、何とか啼き声を捉えることができた。
 声のする木の下に立止まり、目が回るのではないかと思うほど頭上を見上げ続けた。最初は梢の上を飛び交う影だけを追う時間が続く。
でも、
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やがて少しずつ藪の中にも降りてきて、やっとその瑠璃色を捉えた。

枝にとまって囀る姿も、
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あちこち飛び交っては枝にとまって囀り、また時には黙って飛び回った。頭を突き出して何かを狙ってでもいるような格好をすることも。
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近くの枝にとまった時、嘴を枝にこするような仕草をした。レンズを通して何かを咥えているようにも見えた。囀りが聞こえない間は餌を採っていたのか? 虫を捕えて枝に打ち付けたのだろうか。
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昨春はあまり山に来ることができず、何とか声だけを聞くにとどまったが、今日は久々にその瑠璃色を目にしただけでなく、しばらく2~3羽で枝々を飛び回る様子や、写真を取るチャンスも与えてくれた。何度見ても撮り飽きない、綺麗な鳥である。
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