クロサギ
「近くにも居るよ」と言われながらも、なかなか見ることができなかったクロサギについに出逢えた。
撮るものが無いから船の写真でも撮って帰ろうか、と降りてきた海岸。沖の岩のカモメは何カモメ?と覗いた双眼鏡に、手前の岩場を歩く黒い鳥が・・。足取りはサギ、しかも体は真っ黒。
おっ、もしやこれは遂に・・・と密着取材、約40分。まさか鵜では無いだろうな・・と疑心暗鬼に。図鑑で確かめると、九州以北に多いと書かれている喉の白いタイプらしい。やはり”クロサギ”で良さそうだ。
腹まで海水に浸かるかと思えば、波しぶきもなんのその。
一つの岩をくまなく調べたら、次の岩へと飛ぶ。
飛ぶ姿、シルエットはサギそのもの。
着地の際の羽ばたきもやはりサギの姿だ。白サギの羽ばたきは美しいが、真黒の羽の羽撃きも白サギに負けず、なかなか綺麗だと感じた。