草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

メタセコイアの夕景

寒さが緩み始めた冬晴れの夕景、空気の澄んだ雲のない空が夜を待つグラデーションに塗り替えられていく。冬の晴れた夕暮れにはいつも目にして来たメタセコイアの冬のシルエット。このシルエットに添うように、宵の明星・金星が明るく輝いていることも多い。かつて何株も聳えていたこの木、今は2株だけが残されている。

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メタセコイアを包む柔らかい蒼の天幕に、白く光る冬の半月が浮かんでいた。見上げていると、セコイアの枝を伝ってそのまま月へと手を伸ばせそうな錯覚が通り過ぎた。
         セコイアの枝にとどまれ 冬の月
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