草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

ズグロカモメ

この辺りで冬になると見掛ける小さめのカモメ。絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているズグロカモメだ。毎年決まってこの干潟を訪れ、あちこち飛び回って被写体になってくれる。
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同じくらいの大きさのユリカモメに比べると、脚が赤くなく、嘴が黒い。
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ウミネコやカモメより小さく、嘴も短い。カモメの仲間は近くで見ると結構怖い眼つきをしているが、ズグロカモメは目も小さく顔つきも可愛い。ずっと撮っていると親しみがわいてくる鳥だ。
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干潟の上をあちこち飛び回り、餌を狙ってまっさかさまに急降下。
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浅い水の中に餌を見つけた時には、水中に突っ込み体が見えなくなることもある。
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何を獲ってるのかと見ていると、餌はだいたいカニのようだ。地面に叩きつけカニの脚を取って呑むとも聞いたが、見ている限り、嘴でカニを捉えたかと思うと次の瞬間には跡形もなく呑み込んだ。一匹食べても満足せず、次々と捕まえて呑み込む奴もいる。
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カニを丸呑みにして何事もなかった様に飛び立つが、あの小さな体の中に数匹のカニがガサガサ蠢いているかと思うと、他人事ながらよく平気だな・・と感じてしまう。