草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

コウノトリ2

先月初めて出逢ったばかりのコウノトリに、元旦早々、出逢った。

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先月とは別個体。田んぼの中をゆっくりと歩き、餌を探していた。
田んぼの端っこまで行った処で、先行のダイサギアオサギコウノトリの間隔が詰まり、誰が先に畦を渡るのかとしばしもたつく。

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やがて「ここは私がご案内しましょう。コウノトリさんは私について来て下さい。」と、ダイサギがまるで道案内でもするように先導して道を横切る。

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すると、「そうかい、そりゃすまないね・・・」とコウノトリが後に続き、道を渡り始めた。アオサギは田に残ってただ見送るだけ。

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道を渡り切るとダイサギは横に避け、コウノトリを先に行かせた。
「ではコウノトリさん、お気を付けて!」「やあやあ、ありがとう。世話になったね!」とでも言ったのだろうか。それをミヤマガラスの野次馬が遠巻きに見ていた。