草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

コサメビタキ

「そろそろ、コサメビタキも来ている頃ですよ。」と、小鳥を見に山に足を運ぶきっかけになった言葉だ。それまでは、スズメやヒヨドリならまだしも、森や林で枝から枝へ飛び渡りなかなかその姿を見せてくれない小鳥を、とても探してみようなんて気にならなかった。「枝にとまって近くを虫が飛ぶのをじっと待っては、サッと飛び出して虫を取って枝に戻る・・・」と聞き、そんなに行動がはっきりしているなら私でも見つけられるかもしれないと思った。その年は、教えられた場所で、なるほどコサメビタキがすぐに見つかった。

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小さな体で、パタパタと飛び出しては虫を取って枝に戻る。まさにそんな動きを繰り返していた。色が綺麗なわけではないが、親しみのある小さな可愛い鳥だ。灰色がかった薄茶色の羽に白い腹、目に細いアイリングがあって覚えやすい。

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翌年、コサメビタキと思ったら腹部にやけに斑点の目立つ鳥を見つけた。エゾビタキだと言われ、図鑑で確認。なるほど。

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さらにその後、サメビタキでもないしエゾビタキとも言えない?鳥が時々現れることに気づく。その名はサメビタキ。

すでにその3種類を見たことだけは多分確かなのだが、かと言って一つ一つの写真についての判断には自信が持てないことが多い。
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はたして、コサメビタキなのかサメビタキなのか?