草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

サンショウクイ2

9月の話に遡るが、今年はサンショウクイの渡りをほとんど見ることができなかった。週末だけだった昨年とはちがい、平日にも何度か朝の出勤前に通ったが、それでも頭上を越えて渡る群れを1度くらいしか目撃していない。でも、サンショウクイに出会えなかったわけではなく、回数を通っただけシャッターを切る機会は多かった。

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雄は早く渡ってしまったのか、通い始めた頃には圧倒的に雌の群れが多かったが、それでも雌に混じって何羽かの雄を見かける。
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サンショウクイ雄:頭部の黒と額の白が明瞭なコントラストで眼の黒線もはっきり見える。

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サンショウクイ雌:背中の灰色が頭まで続き、眼の黒線も前半分だけで雄に較べ優しい印象を受ける。

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しかし、いずれもアップで見るとかなり厳しい目つきを持っている。枝から翔び立ち飛来したバッタを捕食した瞬間に出逢い、その鋭さの理由を知ったような気がした。