草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

オオカラモズとオオモズと

昨冬オオカラモズを見た後、図鑑でオオモズというほぼそっくりの別のモズがいることを知った。ネットに載せられたオオモズの写真は、色や模様が非常に似ている。体長にははっきり違いがあるらしいが、実際に目で見てどんな風に違いを感じるのか、一度は見たいと思っていた。ネットで見つけたオオモズの目撃地に近いところがなく、まぁいつか時間ができて運良く情報が入れば出かけてみるのも有りかな・・・という程度で、実際に見るのはまだまだ先の事だと思っていた。
 ところが、先日たまたま出かけた公園で「オオモズがいる」との意外な情報。「是非見たい」と辺りを見回すと、100mくらい先で2・3台の三脚に据えられたレンズが離れた枯れ木に向けられていた。早速双眼鏡を手にしたかみさんが「あ、いるよ!!」と。
 
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なんとあっけない出逢いだろうか。しかしもちろん、このせっかくの出逢いに文句など無い。三脚を持って来なかったのを後悔しつつ、何とか手持ちで狙ってみた。

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背景の曇空が少々残念だが、思ったより近くで撮らせてくれた。

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近づくと結構大きく、色と模様は確かにオオカラモズにそっくり。図鑑では羽の白紋の大きさが・・・とあるが、はっきり判別できるほどの違いは分からなかった。ただなんとなくオオモズの方がズングリしている印象を受けた程度である。
 そこで、昨冬のオオカラモズの絵と較べてみる。
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背景の空も光線の具合も違うし写真では比べ難いが、記憶にあるオオカラモズの印象では、オオモズよりも艶があり滑らかに見えたような気がする。
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大きさは? 昨年オオカラモズを見た時の第一印象では、尻尾が長く伸びた姿を見て思わず「大きい」という言葉が口に出た記憶がある。でも、オオモズとオオカラモズ、別々に見ると今一つ分かりにくい。
 ここでオオモズを見るのは12年ぶりとか。そう言えば今年はオオカラモズが来ていない。時期がずれてもいいから、同じ木にとまる姿を撮らせてくれれば大きさの比較も容易なのに・・・と言いたいところだ。