草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

オオジュリン

 3月末の旅。新潟まで行ってオオジュリンだけ? と言われそうだが、ここは幅1~2mくらいの葦の群生で見つけやすく、しかも人が通る道の近くにもかかわらず頻繁にオオジュリンがやって来るので、写真を撮るには良い場所だった。
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地元の葦原にもオオジュリンがたくさん来るが、広い葦原の中の方に居て、たまたま見つけても双眼鏡で追うのがやっと。運良く外に近い葦に止まり、写真を撮らせてくれる機会にはなかなか恵まれない。帰りの新幹線の時間が気になりながらも少し粘った。15分くらいの間に4・5羽のオオジュリンが繰り返し訪れ、そのうち何回かはよく見える所にとまってくれた。
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と言っても、やはり一番外の葦には滅多にとまらず、どうしても葦の葉や茎が手前に被てしまう。また、葦の皮を剥ぎ餌を探して忙しく茎を上がり下がりし、ふいに隣りの茎に飛び移ったりと、とにかく忙しく動き回るので、一度ピントを合わせてもすぐにズレる。
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レンズを向けてすぐにシャッターを切ったつもりでも、顔が茎に隠れたり、ピントがズレてしまったり。なかなか思うように撮らせてくれない鳥である。

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ともかく、これがこの旅の数少ない”成果”の一つなのだから・・と、かなりの回数シャッターを切ったがまあまあの出来は1枚か2枚? 近くに住んでいれば、毎日ここに通って鳥の動きに精通できるかも、などと思いながら佐潟を後にした。ピンズレを連発してしまったようだ。