別にめずらしくもなく、年中いるハクセキレイ。
でも、車のワイパーに留まられたのは初めて。
まだ若いのだろう。ガラスを隔て50cmの目の前に居る人間には、まるで気づかない様子。
せっかくだから写真を撮ろうと思うが、近すぎて焦点が合わない。
思い切りシートを倒して反り返り、やっとの思いで何枚か撮れた。
若いハクセキレイは、しばらく畑を見回していたが、やがて草地にいる仲間に合流するために飛んでいった。
こんなに近くでじっくり小鳥を眺めることは滅多にできない。近くで見ると、本当に細い足に小さな体、ますます健気に思えて来た。