草季想風

草に季節をたずね、季節に風を想う

ウズラシギ

4月後半から5月初め、いくつかの異なる場所・日時でウズラシギを見掛けた。これまでも年1回は出会っている鳥だが、今年は回数も数も多い。出掛ける回数が多かった?かも知れないが、それは出掛ければ何かに出会えたから、という理由もある。やはりこの辺りでは、今シーズンの渡りの時期に出会えたシギ類の種類・数がともに多かった。

 田植え前の水田、ウズラシギが頭に茶褐色の帽子を載せ、泥の上を歩き回る。

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10日ほど後、田植えを終えた水田で早苗の間を歩き回るウズラシギ。餌を探しながらゆっくりと歩く時にはずんぐりした体の脚が短い鳥だと思ったが、急ぎ足で歩き出すと体も細く、脚が少し長くなったように見えた。

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同じ時期にはいろんな渡り鳥が通りかかる。そんな鳥たちに混じるウズラシギを、並べて一緒に見ることが出来た。メダイチドリとウズラシギが並ぶと、近い遠いはあるが、メダイチドリよりはウズラシギの方が少し大きく見える。

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羽根を立て体を震わせて、さらに大きくずんぐりとした見掛けに。

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コチドリが並ぶと、ウズラシギの方が明らかに大きい。

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アオアシシギと並んだら、ウズラシギはやはり背丈が低く、体長もやや短い。でも、体幹の太さはあまり変わらない印象。

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タカブシギと並んでも、圧倒的な差はない。肉眼で見ていると、入れ替わる時にどちらがどちらか見誤るくらいだ。

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